高脂血症 薬 便秘

高脂血症の薬と便秘

コレスチラミン、コレスチミドなどの薬の場合、この薬自体は体の中に入らず胃腸を通って便中に出ていきます。腸の中を通るときに、食物中のコレステロールが体内に吸収される量を減らしたり、また、体の中のコレステロールを便中に引きずり出したりします。動脈硬化を確実に予防あるいは治療する効果があります。
粉や錠剤の量が多く飲みにくい薬ですが、10%程度ですが、便秘傾向になる以外にはほとんど副作用のない薬です。

 

通常、血液中のコレステロールは、肝臓へ運ばれて、そこで一部は胆汁酸となって胆汁中に排泄されますが、残りのコレステロールも胆汁中に排泄され、排便とともに体外へ排泄されます。しかし、便秘になりますと、コレステロールの大腸に留まる時間が長くなり、それによって、コレステロールは再び吸収されて血液中に移行してしまい、血液中のコレステロールが上昇してしまいます。


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つまり、便秘は、高脂血症を悪化させる原因の1つにもなるのです。このような観点からも、便秘の解消は、高脂血症の予防にもつながることになります。

 

コレステロールの一部はたいないでも生合成されますが、その多くは、食事に含まれるコレステロールを摂取することによって、体内に入り込みます。また、体内にある中性脂肪のほとんどは、食事に由来するものです。食物繊維、特に水溶性の食物繊維は、コレステロールや中性脂肪と吸着によって結合することができます。このように形成された水溶性食物繊維とコレステロールあるいは水溶性食物繊維と中性脂肪との複合体は、腸管において吸収されにくい形となります。すなわち、水溶性食物繊維は、腸管におけるコレステロールや中性脂肪の吸収を抑制することができます。高脂血症で食物繊維の摂取が推奨されているのは、このような理由によるものです。


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